【2024年4月13・14日】鹿野まつりいよいよ開催

  

 

国民宿舎山紫苑のある鳥取市鹿野町では、

2年に一度の4月に盛大なおまつり「鹿野まつり」が開催されます。

「鹿野まつり」は、戦国時代の鹿野城主・亀井茲矩(かめい・これのり)公が始めて以来、
約400年、今もなお受け継がれ愛され続ける鹿野町の大切なお祭りです。

 

4月13日(土)は宵祭り。
お神輿が城山を登り、城山神社からご神体を迎え、

神事や獅子舞の奉納のあと、行列を引き連れて下山します。

その足下を照らすように、神社から麓まで次々と燈籠に灯がともされます。

およそ100個の提灯が綱につながれて静かに流されていく様は幻想的です。

 

4月14日(日)は本祭り。
正午から夜中まで、お神輿、榊、猩々・獅子舞、武者行列の列が

ゆっくりと町を練り歩きます。

町ごとに志向の異なるきらびやかな神輿や、鎧武者に扮した勇ましい行列、
猩々・獅子の囃子や子ども神輿など、きらびやかでにぎやかなこのお祭りを見るために、

毎年多くの観光客が訪れます。
「鹿野まつりに惹かれて移住を決意した」という人もいるほど!


鹿野町には、こんな不思議な景色が……。



(※カーブミラーがぐにゃり!?)

その由縁ともいえる、こんな逸話があります。

時は激動の明治、産業発展に伴い、鹿野町にも電柱や道路標識などが次々と立てられました。
鹿野の町人たちは、その電柱や標識をボキリ!ぐにゃり!と次々と曲げていったそうです。
国のお偉いさん方は怒る怒る。
しかし鹿野の町人は平然と言います。

 

(※標識がぐにゃり!)

「ぽっと出の政府がなんだ、鹿野まつりは亀井の殿様の時代からある。

 こんなものが無遠慮にあちこち立っていたら、神聖な神輿が通れない」

これにはお偉いさんもお手上げ。
町中のあちこちで見られるこの「曲がった標識」には、

鹿野町人の「鹿野まつり」への情熱と誇りが表れているようですね。

 

(※電柱もぐにゃり!)

古式ゆかしい鹿野まつりは、住民が誇りを持ち守り伝える「生きた」お祭り。
観覧にはルールがあります。

 

1.侍行列を横切らない
2.獅子舞の前を横切らない
3.行列を上(建物の2階など)から見下ろさない

 

破ると本当に怒られるので、これだけは注意して、鹿野まつりをお楽しみください!